今日は鉄骨検査です。
鉄工所いっぱいに部材が整然と並べられています。ここに写っているものは全て今回の物件の部材です。
鉄骨は作業がしやすいようにこのような回転架台で回しながら加工していきます。
回転架台で加工中の柱。庇や胴縁(外壁の下地材)取付のためのピースが取り付けられています。
単に柱と梁を作るだけでなく、こういったピースまで施工図により位置を決定して工場で取り付けておくことで、現場作業を減らして早く建ち上げられるように段取りされています。
梁や床の段差がある複雑な部分もきれいに加工・溶接されています。
加工が終わった部材は鉄ヘラや電動工具などで丁寧に鉄粉やバリを取り除きます。
溶接部分は空洞などがないかどうか、超音波探傷検査という非破壊検査を行います。こちらはその器具。
既に鉄工所で全数を自社検査していますが、この日はさらに第三者検査を行なっています。
溶接部の検査も全て合格し、寸法や加工も全く問題ありませんでした。
合格した部材にはこれから錆止め塗装を行い、いよいよ来週には建て方工事です。