地盤改良の施工後1週間がたちました。設計上の強度が出ていると思われるこのタイミングで確認のため試験を行います。
今回採用したのは平板載荷試験と呼ばれるもので、小さな板に荷重をかけてどれだけ沈むかを見るという、原理的には単純なものです。
試験箇所は2ヶ所。午前中に1ヶ所目のスタートです。
何をやっているのでしょうか?実は荷重をかけるといっても特殊な機械を持ってくるわけではなく、重機をそのまま載せるのです。
段階的に荷重を増やしながら、5分毎に沈下量を記録していきます。
目視で目盛りを読むため、担当の方は途中手持ち無沙汰にもなりながら、かつ長時間拘束されてしまいます。お疲れ様です。
こちらは重機の下の測定機器。一番下のベース部分が直径30cmの「平板」です。この小さな面積に最大2t以上の荷重をかけます。
試験用具いろいろ。一番左は荷重計で、今は今回の試験の最大荷重24kN(約2.4t)を指しています。他に記録用カメラ、ストップウォッチ、記録用紙など。
結局沈下量は1mm以下で、正確な試験結果は計算が必要ですがほぼ問題ないと考えられます。明日よりいよいよ基礎工事のスタートです。