Diary of Takashi Otsuka Architect Office
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西宮の大塚高史建築設計事務所のブログです。家づくりの現場と日々のあれこれ。
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ブログ移転のお知らせ
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2012-05-28T09:16:02+09:00
Takashi Otsuka
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NATSUGI FLAT -鉄骨建方-3
柱・梁が組み上がったところで、床となる部分にデッキプレートという波型の鉄板を取付けます。鉄骨造の建物ではデッキプレートの上にコンクリートを打ち一体化して床を作るのが一般的です。
必要なデッキプレートは、前日までに建方用のクレーンを利用して各階に搬入さ...
必要なデッキプレートは、前日までに建方用のクレーンを利用して各階に搬入されています。
梁にデッキプレートを溶接します。
上からコンクリートを打つため、こういった複雑な部分も丁寧にカットして合わせていきます。
1日でかなり敷き終わりました。
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2012-05-21T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT -鉄骨建方-2
昨日に続き建て方工事です。
まずは昨日建てた部分の水平・垂直を正確に出して、ボルトの本締めを行い全体を固めます。微調整のためのワイヤーが斜めに張られています。
柱の垂直を確認しながら、ワイヤーの張力を調整しています。
さらに水平器やレベル(高さを...
まずは昨日建てた部分の水平・垂直を正確に出して、ボルトの本締めを行い全体を固めます。微調整のためのワイヤーが斜めに張られています。
柱の垂直を確認しながら、ワイヤーの張力を調整しています。
さらに水平器やレベル(高さを図る測量機器)などを使いながら微調整していきます。
次に、今回の架構で最も気を使うところである道路側への張り出し部分を組んでいきます。2・3階が片持ちで出てくるため、建て型にあたっては仮受けのための梁を組みます。この仮受け梁と上にセットしているジャッキは全体が完了した後撤去されます。
仮受け梁の上に柱が乗りました。
仮組みの後、レベルで高さを確認しています。
2日間の工事で、全ての柱・梁が組み上がりました。
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2012-05-19T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT -鉄骨建方-1
いよいよ建て方工事です。
敷地内に所狭しと並べられた鉄骨をかわしながら、段取り良く組んでいきます。
最初の柱。天気もよく建て方日和です。
まずは柱から建てていきます。30分もかからずにここまで建ち上がります。
柱が一通り建ちました。もう建物...
敷地内に所狭しと並べられた鉄骨をかわしながら、段取り良く組んでいきます。
最初の柱。天気もよく建て方日和です。
まずは柱から建てていきます。30分もかからずにここまで建ち上がります。
柱が一通り建ちました。もう建物のおおよその輪郭がわかります。
続いて梁でつないでいきます。
鳶は現場の花形といいます。鳶職さんたちは高所でも普通に歩いて普通に作業をこなす、鮮やかな仕事ぶりですが、危険な作業なので親方からは厳しい言葉が飛びます。
2人一組でクレーンで釣り込んだ材を上で受けて正しい位置に据え、手早くボルトで仮締めをしています。
積んでいた材を建て込んで空いたスペースには、次々に材料が搬入されてきます。これは屋根の梁と母屋(屋根の下地材)。全ての材には工場の方で位置が書き込まれています。
今回の建物は道路側に2・3階を大きく張り出した部分がありますが、その部分を除いて今日一日で柱・梁を組み終えました。
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2012-05-18T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT -鉄骨搬入
この日は来週の建て方に備え、置けるだけの鉄骨を事前に搬入しています。
これでもまだ北側1列分の柱だけです。
これでもまだ北側1列分の柱だけです。
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2012-05-12T14:30:00+09:00
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NATSUGI FLAT -鉄骨検査
今日は鉄骨検査です。
鉄工所いっぱいに部材が整然と並べられています。ここに写っているものは全て今回の物件の部材です。
鉄骨は作業がしやすいようにこのような回転架台で回しながら加工していきます。
回転架台で加工中の柱。庇や胴縁(外壁の下地材)取付...
鉄工所いっぱいに部材が整然と並べられています。ここに写っているものは全て今回の物件の部材です。
鉄骨は作業がしやすいようにこのような回転架台で回しながら加工していきます。
回転架台で加工中の柱。庇や胴縁(外壁の下地材)取付のためのピースが取り付けられています。
単に柱と梁を作るだけでなく、こういったピースまで施工図により位置を決定して工場で取り付けておくことで、現場作業を減らして早く建ち上げられるように段取りされています。
梁や床の段差がある複雑な部分もきれいに加工・溶接されています。
加工が終わった部材は鉄ヘラや電動工具などで丁寧に鉄粉やバリを取り除きます。
溶接部分は空洞などがないかどうか、超音波探傷検査という非破壊検査を行います。こちらはその器具。
既に鉄工所で全数を自社検査していますが、この日はさらに第三者検査を行なっています。
溶接部の検査も全て合格し、寸法や加工も全く問題ありませんでした。
合格した部材にはこれから錆止め塗装を行い、いよいよ来週には建て方工事です。
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2012-05-10T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT -土間コンクリート
基礎梁に囲まれたそれぞれの区画は、断熱材を敷いた上に1階の床として土間コンクリートを打ちます。
前日までに床の鉄筋がセットされています。
基礎梁の時に比べてコンクリート量も少なく、数時間で打設完了しました。
乾き方の違いでちょっと不思議な仕上がり...
前日までに床の鉄筋がセットされています。
基礎梁の時に比べてコンクリート量も少なく、数時間で打設完了しました。
乾き方の違いでちょっと不思議な仕上がりになっています。
これで鉄骨の建て方までしばらく養生期間に入ります。
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2012-04-12T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - 基礎梁脱型〜埋戻し
基礎梁のコンクリートの強度が出た頃合いで、型枠を取り外します。
外側の断熱材が打ち込まれています。
内側の断熱材は後貼りにしていますので、型枠を外し終わってから貼り付けていきます。
断熱材が貼れると中を埋め戻します。道路工事でもよく見るタンパー...
外側の断熱材が打ち込まれています。
内側の断熱材は後貼りにしていますので、型枠を外し終わってから貼り付けていきます。
断熱材が貼れると中を埋め戻します。道路工事でもよく見るタンパーという機械で、よく締め固めながら少しずつ埋めます。
埋め戻しが終わるとまた断熱材を敷き込みます。写真にはありませんが断熱材の下には防湿シートも施行されています。
これで基礎の周囲がくまなく断熱材で囲われた状態になりました。
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2012-04-09T18:00:00+09:00
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LED電球
階段などによく使うこの照明器具。
電球の頭とガラス面とが接近しているため、少し前までのLED電球ではカバーが当たってしまい取り替えることができませんでした。
そもそもLED電球でE17という口金に対応したもの自体が少ないのですが。
ところがここ数年で一気...
電球の頭とガラス面とが接近しているため、少し前までのLED電球ではカバーが当たってしまい取り替えることができませんでした。
そもそもLED電球でE17という口金に対応したもの自体が少ないのですが。
ところがここ数年で一気に小型化して、ミニクリプトン球と全く同じ形状、という製品があったので試しに一つ取り替えてみました。
で・・・
やはりというか、LED電球は下半分が放熱板となっているためどうしても光の広がり方が前の方メインになってしまいます。それでこんな格好悪いことに。
さらなる進化に期待したいです。
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2012-04-02T15:40:35+09:00
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NATSUGI FLAT - 基礎梁コンクリート打設
この日は基礎梁のコンクリート打ちです。
生コンが届くと、まずは打設前に受入検査を行います。
左上の器具では空気量を測ります。
左下に温度計と一緒にささっているのは塩化物量を測る試薬です。鉄筋に悪影響を与える塩分量をチェックします。
真ん中でくずれて...
生コンが届くと、まずは打設前に受入検査を行います。
左上の器具では空気量を測ります。
左下に温度計と一緒にささっているのは塩化物量を測る試薬です。鉄筋に悪影響を与える塩分量をチェックします。
真ん中でくずれているのが実際に使う生コンです。基準で決まった形のコーンに生コンを入れてから、それを外した時に下がる量をスランプと言い、この数字が設計通りかどうかを確認します。
右側に取っている円筒形のサンプルは所定の日数の後に圧縮試験にかけ、強度が出ているのを確認した後に型枠を外すことになります。
受入検査では問題なかったので打設開始です。チームワークよくどんどん進んでいきます。
半日ほどで打設完了しました。これからしばらくは養生に入ります。
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2012-03-28T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - 基礎型枠
ベースコンクリートが固まった所で周囲の型枠をばらし、基礎梁部分の型枠工事に移ります。
(左側の型枠下にはみ出た部分が先に打ったベースコンクリートです)
基礎外に張る断熱材も既に用意されています。
約1週間後、型枠工事が完了しました。
外周には断...
(左側の型枠下にはみ出た部分が先に打ったベースコンクリートです)
基礎外に張る断熱材も既に用意されています。
約1週間後、型枠工事が完了しました。
外周には断熱材が張られ、立ち上がり壁の鉄筋も組まれています。
事務所チェックも完了し、明日はコンクリート打設です。
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2012-03-27T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - ベースコンクリート打設
今日はベース部分のコンクリート打ちです。
ミキサー車からポンプ車に生コンを流しているところ。今日はベースだけですがそれでもこれで4台目です。
別アングルから。コンクリート用のポンプ車は、建物のどの部分にも届くよう長いアームを持っています。
ポ...
ミキサー車からポンプ車に生コンを流しているところ。今日はベースだけですがそれでもこれで4台目です。
別アングルから。コンクリート用のポンプ車は、建物のどの部分にも届くよう長いアームを持っています。
ポンプ車のホース先端を職人さんが抱えてまんべんなく打っていきます。
左の職人さんはバイブレーターを差し込んでいるところです。これが十分でないとコンクリート内の見えないところに空洞部分ができてしまい、またやり過ぎるとコンクリートが分離してしまうため、職人さんの経験でちょうどよい具合に入れていきます。
写真ではまだですが、型枠付近は型枠を叩くことでコンクリートを行き渡らせます。
打ち上がったコンクリートの表面はまた別の職人さんが均していきます。広い面積の時は、初めに木のトンボで叩きながら大まかに均しますが、今回は梁で狭い区画に分かれているため、最初からコテで均しています。
梁の部分は別の日に打つため、最後に鉄筋をきれいに洗います。
鉄筋についたコンクリートが乾いてしまうと、その上からコンクリートを打っても鉄筋とうまく一体化しないので、これも重要な工程です。
半日で打設終了しました。
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2012-03-19T12:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - 基礎配筋検査
住宅を新築する場合は、構造と雨漏り防止について10年保証をすることが以前から施工者に義務付けられていました。
ところが近年、施工業者の倒産などでこの義務付けだけでは十分に保証が行われないケースが出てきました。そこで現在では「住宅瑕疵担保履行法」という法律...
ところが近年、施工業者の倒産などでこの義務付けだけでは十分に保証が行われないケースが出てきました。そこで現在では「住宅瑕疵担保履行法」という法律が施行され、施工者が供託金を収めるか保険に入るかの対策を行うこととなっています。
基礎の配筋工事が終わった段階で、この瑕疵担保保険の検査が入ります。
基準通りに施行されているか、検査員の方がチェックしていきます。
この日はその後も工事監理者の検査として、構造事務所と私でもチェックを行いました。
いくつか是正部分がありましたが当日中に対応していただき、無事配筋工事完了です。
明日は雨の予報なので、週明けにベースのコンクリートを打設します。
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2012-03-16T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - 基礎配筋工事
コンクリートを打つ前に鉄筋を組んでいく工事を配筋工事と言います。
基礎配筋工事の初日終了。ベースの鉄筋が入り、基礎梁の太い鉄筋も見えています。
鉄筋を継ぐ時は普通は決まった長さ重ね合わせるだけですが、一定の太さ以上の鉄筋の場合はガスで熱して溶接する...
基礎配筋工事の初日終了。ベースの鉄筋が入り、基礎梁の太い鉄筋も見えています。
鉄筋を継ぐ時は普通は決まった長さ重ね合わせるだけですが、一定の太さ以上の鉄筋の場合はガスで熱して溶接するガス圧接と言う工法で継ぐ必要があります。こちらがその圧接部分(4本ある太い鉄筋の下から2本目)。
次の日。基礎梁の形状もかなり現れてきました。
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2012-03-14T18:00:00+09:00
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NATSUGI FLAT - ベースパック
鉄骨造の建物の柱とコンクリートの基礎とはしっかりと固定されている必要があります。この部分には現在では規格化工法を採用するのが一般的です。
今回は数ある工法の一つであるベースパックを採用しています。柱の足元となるので慎重に水平を確認しながら進めていきま...
今回は数ある工法の一つであるベースパックを採用しています。柱の足元となるので慎重に水平を確認しながら進めていきます。左には設置完了したものが見えています。
今日一日でベースパックが全て並びました。引き続き鉄筋と型枠の工事も始まっています。
これから使用する鉄筋は左側に整然とまとめられています。
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2012-03-12T18:00:00+09:00
Takashi Otsuka
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